ビットコインは内部から警戒信号を発している。オンチェーンアナリティクスプラットフォームCryptoQuantから追跡された情報によると、機関投資家の不安が高まっており、2つの指標が同時に警告サインを示しており、これが今月残りのビットコインの価格推移を決定づける可能性がある。
機関投資家のビットコイン行動を示す最も明確な指標の一つが、大幅にマイナスに転じた。暗号資産アナリストDarkfostが検証したCryptoQuantのデータによると、Coinbase Advancedとバイナンスとのインデックス価格差を測定するCoinbaseプレミアム指数が、2月初旬の暗号資産暴落以来最もマイナスの水準に急落した。
この指標が特に重要なのは、各取引所で主に行われている取引の種類によるものである。Coinbase Advancedはプロフェッショナルおよび機関投資家が選ぶプラットフォームであり、バイナンスはより広範で主に個人投資家向けの基盤を提供している。Coinbaseのインデックス価格がバイナンスより割安で取引されている場合、それは機関投資家が市場全体よりも多く売却していることを意味する。
ビットコインCoinbaseプレミアム。出典:X上の@Darkfost_Coc
機関投資家のセンチメントは、進行中の地政学的および経済的動向によって形成されている。イランでの紛争、原油価格の上昇、インフレと債券利回りへの懸念が、機関投資家がビットコインに投資する方法に直接影響を与えている。
これらはまさに大規模ファンドや機関投資家デスクが構造的に敏感な種類のマクロ変数であり、ここ数日で状況が悪化していることから、これらの機関はそれに応じてビットコインのエクスポージャーを減らしている。
たとえマクロセンチメントが安定したとしても、ビットコインは依然として、オンチェーンデータが無視できない構造的な障害に直面している。CryptoQuantデータを使用して追跡された第2の指標によると、非アクティブな供給を除外した場合、ビットコインの価格推移は依然として実現価格を取り戻すことができていない。
この調整済み実現価格は、7年以上移動していないビットコインを除外している。移動から7年以上経過すると、そのコインは永久に失われたか、市場活動に参加しない長期保有者によって保有されていると見なされる。その休眠供給を除外することで、実際に市場で循環しているコインをより正確に示すコストベースが算出される。
執筆時点では、その調整済み実現価格は約$72,500に位置している。興味深いことに、ビットコイン全体の実現価格はこのレベルをさらに下回っている。
BTC調整済み実現価格。出典:X上の@Darkfost_Coc
このレベルの重要性は、歴史的な文脈に置くとより明確になる。過去の弱気市場局面では、ビットコインは再びこのコストベースを上回る前に、通常6ヶ月から10ヶ月間このレベルを下回って推移していた。現在の構造は、それらの初期の期間に似始めている。3月中旬にビットコイン価格は$76,000に達したものの、その後は調整済み実現価格を下回る取引に戻っている。
現在のサイクルがこれに倣う場合、持続的な回復が実現可能になる前に、ビットコインは$72,500を下回る、またはその周辺で数ヶ月間困難な取引に直面する可能性があることを示唆している。
注目画像はUnsplashから、チャートはTradingViewから

