BitMEX(ビットメックス)の共同創設者であるアーサー・ヘイズ氏は15日、自身のブログに「Frowny Cloud(不機嫌な雲)」と題した記事を投稿し、2025年のビットコイン低迷の要因と2026年の相場の展望を明らか […]BitMEX(ビットメックス)の共同創設者であるアーサー・ヘイズ氏は15日、自身のブログに「Frowny Cloud(不機嫌な雲)」と題した記事を投稿し、2025年のビットコイン低迷の要因と2026年の相場の展望を明らか […]

アーサー・ヘイズ「2025年ビットコイン低迷は理論どおり、2026年は上昇」

BitMEX(ビットメックス)の共同創設者であるアーサー・ヘイズ氏は15日、自身のブログに「Frowny Cloud(不機嫌な雲)」と題した記事を投稿し、2025年のビットコイン低迷の要因と2026年の相場の展望を明らかにした。

ドル流動性の低下が2025年ビットコイン低迷の主因

ブログタイトルの「Frowny Cloud」とは、雪山で太陽を遮りノンストップで雪を降らせ続ける「どんよりとした雲」のことだ。この雲は、スキーヤーが熱望する「極上のパウダースノー」をもたらすと同時に、一見安全そうに見えても雪面内部に「弱層」を作るという、2面性を持つ。ヘイズ氏はこのような雲に相場をなぞらえて、「弱層」についてしっかり分析すること──市場分析では過去の歴史(チャート)を分析することの重要性を指摘した。

同氏は2025年にビットコインBTCBTCが主要資産の中で最も低いパフォーマンスを記録した理由について、「暗号資産(仮想通貨)がドル流動性の増減に極めて忠実な資産であるからだ」と結論づけている。2025年は「Pax Americana(パクス・アメリカーナ、米国の覇権)」の信用(ドル)供給が減少し、ドル流動性が低下したため、ビットコインは理論どおり下落したというのが同氏の主張だ。

2025年1月20日を基準とした主要資産とドル流動性指数の推移チャート。ゴールド(オレンジ)は上昇、ビットコイン(赤)は下落、ナスダック100(緑)は横ばい、ドル流動性指数(ピンク)は低下傾向を示している。ビットコイン価格とドル流動性指数の相関(2025年) 出典:アーサー・ヘイズ氏公式ブログ

図は、2025年1月20日を基準日として、主要資産の価格増減およびドル流動性指数を表したものである。
※赤色:ビットコイン/金色:ゴールド(金)/緑色:ナスダック100(米国株)/ピンク:ドル流動性指数

ヘイズ氏が指摘するとおり、ドル流動性指数の低下に合わせて、ビットコイン価格も落ち込んでいることが見て取れる。

ビットコインが低迷する一方で、ゴールドとナスダックが上昇した理由についても、ヘイズ氏はそれぞれ解説している。ゴールドの上昇については、2022年のロシアへの制裁や最近のベネズエラに対する動きを背景に、各国の中央銀行が米国債ではなくゴールドで貯蓄を行う「グローバルな金本位制の再確立が進んでいる」と分析する。

また、ナスダックが流動性の低下に逆行して上昇した要因として、トランプ政権下での「AI(人工知能)の事実上の国有化」を挙げた。ヘイズ氏は、軍事的支配やGDP成長の鍵となるAI産業に対し、政府が自由市場のシグナルを無視して資本を投下させていることが米国株を押し上げているとした。同氏はこれを中国の資本市場における初期の国有化プロセスに例え、「政治目標が優先される間はナスダックが流動性指標から乖離して上昇し続ける」との見解を示した。

2026年にドル流動性を拡大させる「3つの柱」と投資戦略

2026年の展望について、ヘイズ氏はドル流動性が劇的に増加すると予測し、その根拠として以下の3つの柱を挙げている。

  1. FRBによる資金供給:FRB(連邦準備制度理事会)が「RMP(Reserve Management Purchases)」と呼ばれる新たな資金供給手段を通じて、少なくとも毎月400億ドル(約6.3兆円)規模でバランスシートを拡大させる。
  2. 商業銀行による貸付:銀行システムによる「戦略的産業」への融資拡大。JPモルガンが立ち上げた1.5兆ドル(約237.4兆円)規模の融資ファシリティなど、政府の支援によって商業銀行が「無から金を生み出す」動きが加速する。
  3. 住宅市場への資金注入:住宅ローン金利の低下。トランプ氏の要請により、ファニーメイやフレディマックなどの政府支援企業が2,000億ドル(約31.7兆円)規模のMBS(住宅ローン担保証券)を購入することで、住宅市場を通じた資産効果が国民に波及し、余剰資金が金融資産に流れ込む。

ヘイズ氏は、これらの理由によって2026年にドル流動性が底を打ち急速に増加へと転じることで、「ビットコインもそれに追随する」との見通しを述べている。

同氏は自身の投資判断として、ビットコインのデリバティブ取引を行わずにレバレッジのかかったエクスポージャーを得る手段として、「ストラテジー(旧マイクロストラテジー)やメタプラネットなどの株式のロングポジションを構築した」と明かした。ビットコインが11万ドルを奪還すれば、これらのビットコイントレジャリー企業は「ビットコインを上回る上昇を見せる」と分析しているようだ。

また、同氏はZcashZECZECについても、開発チームの体制変更を好機と捉え、継続的に保有量を増やしていると述べた。

最後にヘイズ氏は「すべては流動性の物語である」と締めくくり、2026年のドル供給過剰がもたらす市場環境において、自身はリスク資産への強気な姿勢を維持することを表明した。

関連:アーサー・ヘイズ氏、ベネズエラ介入でビットコイン上昇予測
関連:アーサー・ヘイズ氏「流動性が底打ち、仮想通貨の上昇準備完了」──2026年にビットコイン20万ドル予測

※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=158.27円)

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