ワールド・リバティ・ファイナンシャル(World Liberty Financial)は、米ドル連動ステーブルコイン「USD1」を基盤とする融資用ウェブアプリをリリースした。
USD1の供給量が約35億ドル(約5,577億円)規模に達する中での新サービス公開となり、同社はトークン発行にとどまらない金融機能の展開を進めている。今回公開された「ワールド・リバティ・マーケッツ」は、分散型金融プロトコルDolomiteのインフラ上で構築されたレンディングプラットフォームだ。ユーザーはUSD1を貸し出して利回りを得たり、複数の仮想通貨を担保として借入ができる。
対応資産にはUSD1のほか、WLFI、ETH、cbBTC、USDC、USDTが含まれており、貸出と担保の双方で利用可能とされている。プラットフォームはすでにウェブ上で公開されており、今後はモバイルアプリ対応や担保資産の拡充も計画されている。
USD1は2025年初頭に導入されて以降、流通量を急速に拡大してきた。直近では供給量が34億ドルから35億ドル規模に達し、ドル連動型デジタル資産の中でも上位に位置する。市場規模では、PayPalが発行するPYUSDに次ぐ水準とされている。
ワールド・リバティ・ファイナンシャルは、米国金融市場での展開を意識した取り組みも進めている。
関連会社はOCC(通貨監督庁)に対し、国家信託銀行の設立を申請しており、承認されればステーブルコインの発行、保管、換金について連邦政府の監督下に入ることになる。
同社は、USD1を取引用途に限定せず、融資などの金融サービスに組み込むことで利用範囲を拡大する方針を示している。融資プラットフォームと連動したUSD1ポイントプログラムも導入されており、対象ユーザーには将来的に同社のサービスで利用可能なポイントが付与される仕組みが組み込まれている。
分散型金融の融資市場は、2022年の低迷期から回復傾向にあり、市場データによると、分散型プロトコル全体のアクティブローン残高は大きく増加しており、仮想通貨レンディング市場全体の拡大に寄与している。
ワールド・リバティ・ファイナンシャルは、政治的な影響を限定するガバナンス構造の下で事業を運営しているとしており、日常的な意思決定は仮想通貨業界出身の経営陣が担っている。今後は担保資産の追加や他分野との連携を通じて、融資プラットフォームの機能強化を進める方針だ。
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