ハンドドリップでおいしいコーヒーを淹れるために必須なのが「コーヒーポット」。カリタ・ハリオ・バルミューダなどのメーカーからさまざまな商品が販売されています。注ぎ口・取っ手・フタの形状がさまざまで、ハンドドリップ初心者は何を基準に選んだらよいのかわからないですよね。
今回は、各メーカーの最新商品や売れ筋上位から人気のコーヒーポット19商品を集め、6個のポイントで比較して徹底検証。おすすめのコーヒーポットをランキング形式でご紹介します。今回は選び方とともに、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで売れ筋上位のコーヒーポットのなかから、おすすめの商品や人気の商品をランキング形式で紹介します。ぜひ購入の際の参考にしてみてください。
ベストなコーヒーポットを探すために、人気メーカーの最新商品やAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで売れ筋上位のコーヒーポット19商品を集め、以下の6個のポイントで徹底検証しました。検証①:ハンドドリップのしやすさ検証②:沸騰にかかる時間の短さ検証③:安全性の高さ検証④:手入れのしやすさ検証⑤:温度調節のしやすさ検証⑥:持ち運びやすさ
おすすめスコア:4.76(2025/12/23時点)
最安価格:7,700円(2025/12/23時点)
初心者でも本格ハンドドリップが叶う。沸騰時間もスピーディ
EPEIOS JAPANの「EPEIOS ドリップケトル LITE」は、バリスタ監修のもと開発されたエントリーモデルのドリップケトルです。最大59分の保温機能を備え、容量は900mL。従来の「ドリップケトル」よりリーチが長い新型Goose Neckノズルを採用しています。ハンドドリップのしやすさで選ぶなら、まず候補に入れてほしい商品です。注ぎ口は下向きで狙った場所にお湯を落としやすく、ノズルは細口形状のためお湯の量を一定に保ちやすい点が魅力。持ち手は厚みが2.1cmあり、安定してお湯を注げます。沸騰まで2分33秒とスピーディで、忙しい朝にも重宝するでしょう。温度調節のしやすさに関しては、1℃単位で湯温を調節できるうえ、設定温度と実際の温度との誤差もほとんどありませんでした。空焚き防止機能・自動電源オフ機能も搭載しており、安全性への配慮も十分です。本体の丸洗いには対応していないものの、フタは完全に取り外し可能です。内部まで乾燥させやすいため、清潔に使い続けられる点がメリットといえます。アウトドアや旅行での携帯用ほどコンパクトではありませんが、自宅で本格的なハンドドリップに挑戦したい人にはおすすめのコーヒーポットです。
おすすめスコア:4.74(2025/12/23時点)
最安価格:9,980円(2025/12/23時点)
湯量のコントロールがしやすい電気ケトル。1℃単位で湯温調節可能
山善の「電気ケトル」は1万円以下と、電気ケトルのなかでも比較的手に取りやすい価格帯で展開されているモデル。注ぎ口には下向きの細口ノズルが採用されており、湯量のコントロールがしやすい印象。持ち手は厚みが1.7cmあり、誰でも持ちやすいため、安定してお湯を注ぐことができるでしょう。沸騰するのにも2分35秒しかかからないため、忙しい朝でも使いやすいといえます。さらに、1℃単位で湯温を調節できるうえ、設定温度と実際の温度との誤差もほとんどなく、かなり正確な湯温調整に対応している点が好印象。また、安全性の面でも空焚き防止機能や自動電源オフ機能が搭載されており、持ち手も熱くならない設計のため、小さな子どもがいる家庭でも安心して使いやすいでしょう。電気ケトルのため重量が大きいうえ、付属品を含めた本体の丸洗いには対応していないものの、フタは完全に取り外しできるので、使用後は内部をしっかりと乾燥させやすいといえます。よりコーヒーの抽出にこだわれる商品への買い替えを検討している人だけでなく、抽出温度にこだわったハンドドリップに挑戦したい初心者にもおすすめのコーヒーポットです。
おすすめスコア:4.67(2025/12/23時点)
最安価格:6,680円(2025/12/23時点)
お湯をスピーディに沸かせて、注ぎやすい。安全機能も申し分なし
アイリスオーヤマの電気ケトル「アイリスプラザ ケトル IKE-C800T-H」は、ティーポットのようなアンティーク調のデザインが特徴の電気ケトル。容量は800mLです。本商品の魅力は、ハンドドリップにぴったりな注ぎやすさです。注ぎ口は下向きで細口形状。太さは6.64cm²と適度で、持ち手の厚さも1.97cmと握りやすい設計です。40〜100℃まで1℃刻みの温度調節機能や保温機能も搭載。2分9秒で沸騰したため、せっかちな人も満足できる商品といえます。また、転倒湯漏れ防止構造・空だき防止機能など、安全性に配慮した機能も充実。沸騰時に持ち手が熱くならないのもうれしいポイントです。丸洗いはできないものの、フタを完全に取り外して洗えます。内部までしっかり乾燥できるので、衛生面が気になる人にもおすすめです。アウトドアに携帯するにはサイズが大きすぎますが、据え置きでの使用ならぜひ購入を検討してくださいね。
おすすめスコア:4.66(2025/12/23時点)
最安価格:13,200円(2025/12/23時点)
スタイリッシュな見た目。注ぎやすいものを探している人に
Epeiosは、シンプルで高機能なデザイン家電を中心に展開している家電メーカー。なかでも「ドリップケトル EPCP001」は、温度調節機能を備えつつも比較的手に取りやすい価格帯の商品として販売されています。注ぎ口は下向きの細口が採用されており、繊細な湯量のコントロールができ、ドリップ中の安定感にも優れている印象です。さらに、沸騰までに2分44秒しかかからないため、時間がない朝でも素早くコーヒーを淹れられますよ。また、1℃単位での湯温調節に対応しており、設定温度と実際の到達温度との誤差も3°C以内と比較的誤差が少ないため、湯温の繊細な調節にこだわりたい人にもおすすめです。また、空焚き防止や自動電源オフ機能が備わっており、沸騰時も持ち手が熱くならないなど、安全性にも十分に配慮されています。電気ケトルのため、付属品を含めた丸洗いには非対応ですが、スタイリッシュな見た目に惹かれる人や、湯温にまでこだわったハンドドリップに挑戦したい人にはおすすめですよ。
おすすめスコア:4.63(2025/12/22時点)
最安価格:9,080円(2025/12/22時点)
湯温の正確性は気になるが、注ぎやすくて素早く沸かせる
BESROYは、オンラインを中心に展開する中国発の家電ブランド。なかでも「電気ケトル」は、繊細なドリップ操作を可能にする設計が特徴であると謳っています。注ぎ口は下向きの細口が採用されており、湯量の細かいコントロールがしやすい点が魅力。持ち手も厚さ2.1cmと握りやすく、本体重量は542gと電気ケトルのなかでは比較的軽量なため、ドリップ中の安定感にも優れています。また、沸騰までに2分47秒しかかからないため、忙しい朝でもすぐにお湯を沸かせる点も好印象です。安全性の高さにおいても、空焚き防止機能や自動電源オフ機能が搭載され、持ち手も熱くならないのがうれしいポイントです。温度調節は1℃単位で可能で、細かな湯温設定にも対応できます。ただし、設定温度と実際の到達温度との誤差が平均10°C以上あった点には注意が必要。温度の正確さを重視する人には向かないでしょう。湯温の誤差が気にならなければ、使いやすくて手頃な価格で手に入るのが魅力の電気ケトル。お湯を素早く沸かせるものが欲しい人にもおすすめですよ。
おすすめスコア:4.55(2025/12/23時点)
最安価格:2,879円(2025/12/23時点)
お湯が注ぎやすく、手入れに手間のかからないものがほしい人に
HARIOは、日本発の耐熱ガラスメーカーで、コーヒー器具分野でも広く知られています。「V60 ドリップケトル・ヴォーノ」は、同ブランドの中でもハンドドリップ専用に設計されたシリーズで、比較的手に取りやすい価格帯で展開されています。下向きの細口ノズルと安定した持ち手により、繊細な湯量調整がしやすいことが特徴。軽量な本体と相まって、狙った位置に意図した量のお湯を落としやすいでしょう。また、沸騰までの時間が2分22秒と短く、忙しい朝でも手早くコーヒーを淹れたい人にもおすすめです。さらに、フタを本体から完全に取り外せて、本体を丸洗いできる構造のため、日々のメンテナンスに手間がかからない点も魅力。衛生的に使い続けたい人にも適しているといえます。しかし、電気ケトルではないため温度調節機能が搭載されておらず、簡単に湯温のコントロールをしたい人には向かない印象。また、空焚き防止機能や自動電源オフ機能もないため、安全性を重視する人は電気ケトルを検討してくださいね。直火・IH対応の商品のなかでも、とくにドリップがしやすいものを探している人におすすめです。
おすすめスコア:4.53(2025/12/22時点)
最安価格:1,143円(2025/12/22時点)
手頃な価格で直火・IH対応のものがほしい人にぴったり
パール金属は、日本の家庭用品メーカーとして幅広い調理器具を手がけており、コストパフォーマンスに優れた製品展開が特徴です。なかでも「PEARL LIFE コーヒー ドリップ HB-2922」は直火・IH対応で、比較的手に取りやすい価格帯で販売されています。注ぎ口は下向きの細口が採用されており湯量の細かなコントロールがしやすいうえ、持ち手も厚さ2.5cmと握りやすいつくり。本体重量は362gと非常に軽量で、ハンドドリップをするときの安定感にも優れているでしょう。また、沸騰までの時間は2分56秒と比較的短めで、朝の忙しい時間でも焦らず使いやすい点も魅力です。フタは完全に取り外せるうえ、本体も丸洗い可能なため、手入れもしやすい印象。しかし、電気ケトルではないため温度調節機能がなく、簡単に湯温をコントロールをしたい人には向きません。また、空焚き防止機能や自動電源オフ機能もないため、安全性の高いものがほしいなら電気ケトルを検討してください。サイズもやや大きいため、持ち運びにも向かないでしょう。手頃な価格かつドリップがしやすいものを探している、コーヒーポット初心者におすすめのコーヒーポットです。
おすすめスコア:4.53(2025/12/23時点)
最安価格:16,500円(2025/12/23時点)
温度調節機能と沸騰の速さが魅力。沸騰時も持ち手が熱くならない
グループセブジャパンの「T-fal カフェ ロック コントロール KO9208JP」は、8段階の温度設定と60分の保温機能がついた電気ケトルです。狙ったところにドリップしやすい注ぎ口と、人間工学に基づいて設計されたハンドルの形状が特徴と謳っています。温度調節機能が優れており、設定温度と実際の到達温度との誤差はわずか1.5℃なうえ、使用する豆に適した温度でコーヒーを淹れられる点が魅力。また、お湯が沸騰するまでの時間は1分59秒と非常にスピーディで、忙しい朝でもサッと使えるのも嬉しいポイントです。注ぎやすさも良好です。細口ノズルでお湯が出る量を一定に保ちやすく、持ち手の厚さも2.7cmと安定感があります。ただし、注ぎ口が水平になっているため、注ぎ口が下を向いたポットに比べて狙った場所にお湯を落としづらい点とポット本体の重量が740gとやや重い点は気になりました。安全性への配慮は申し分ありません。沸騰時にも持ち手が熱くならず、空焚き防止機能や自動電源オフ機能を搭載しています。持ち運びには不向きなサイズですが、主に家庭内での使用を考えている人には有力候補になるでしょう。フタを完全に取り外せるので、日々の手入れも簡単ですよ。
おすすめスコア:4.42(2025/12/24時点)
最安価格:1,929円(2025/12/24時点)
注ぎやすさと短時間沸騰が魅力。温度調節にこだわるなら不向き
竹井器物製作所の「フィーノ ドリップポット」は、新潟県燕市で製造された日本製のドリップポットです。容量は1Lと1.2Lの種類を展開。18-8ステンレス製の本体と18-0ステンレス製の底板を使用し、ガスコンロ・IHを含むあらゆる熱源に対応できます。ハンドドリップのしやすさが際立つ商品です。細口ノズルを採用しており、お湯の量を細かくコントロールしやすい点が魅力。さらに、注ぎ口が下向きになっているため、狙った場所に正確に注げます。本体の重さは394gと軽めで、手首への負担も少ないでしょう。スピーディにお湯が沸かせる点もメリットのひとつです。沸騰するまでにかかった時間は2分44秒と短く、忙しい朝でもすぐに使えます。フタが外せるうえ丸洗いできるため、日々の手入れも簡単。清潔に使い続けたい人にもぴったりです。一方で、沸騰時に持ち手が熱くなりやすく、布巾を使わないと持てない場面がありました。また、電気ケトルとは異なり温度調節機能がないので、機能性を求める人には不向きな可能性があるでしょう。
おすすめスコア:4.42(2025/12/23時点)
最安価格:10,720円(2025/12/23時点)
注ぎやすさや安全性の高さが魅力。温度調節機能がない点には注意
象印マホービンの電気ケトル「ZOJIRUSHI 電気ケトル CK-LA08」は、注ぎやすさと安全設計を謳うドリップケトルです。容量は0.8Lで、本体二重構造+ノズルカバー・自動電源オフ・空だき防止など、安全性に配慮した機能が充実しています。注ぎやすさの検証では高評価を獲得。注ぎ口は細口形状で、力加減を意識しなくてもお湯の量を一定に保ちやすい点が魅力。さらに、注ぎ口が下を向いているため狙った場所に正確に注ぎやすく、コーヒーの抽出にこだわる人にはうってつけです。持ち手も2.34cmと握りやすく安定感があるため、ドリップ中の手ブレを抑えやすいでしょう。一方で、温度調節機能がない点には注意が必要です。使用する豆に合わせた温度でコーヒーを淹れるのが難しいため、ドリップのクオリティによりこだわりたい人には物足りない可能性があります。また、本体のサイズは持ち運びにはやや大きめなので、アウトドアへの携帯用に購入を検討している人には不向きでしょう。フタを外して内部までしっかり乾かせるため手入れも簡単なうえ、沸騰までにかかった時間も2分18秒と非常にスピーディで、忙しい朝にも重宝するでしょう。ただし、細かくお湯の温度を調節したい人は、ほかの商品をチェックしてくださいね。
監修者:小池美枝子(バリスタ/バリスタトレーナー)
ガイド:相野谷大輔(バリスタ・焙煎士/マイベスト キッチン・食品担当 )
※ 監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。マイベストが独自に検証を行ったうえで、ランキング化しています。

マーケット
シェア
この記事をシェア
リンクをコピーX (Twitter)LinkedInFacebookメール
XRP ETFの純資産が12億5000万ドルを突破

