エジプトは国土面積の約10パーセントを占める地域で石油・天然ガスの探査を行うため、地震探査を開始したと、同国の石油・鉱物資源大臣が発表しました。
同国最大の炭化水素探査プログラムの一環として、エジプトは2026年に101本の石油・ガス井を掘削する予定であると、カリム・バダウィ大臣は述べました。これは、ブリティッシュ・ペトロリアムやイタリアのエニを含む、同国で操業する外国企業による新たな発見の報告を受けてのものです。
2026年の掘削は、2025年に政府が承認した57億ドルの投資計画の一部であり、今後5年間で合計480本の井戸の「スパッディング」(初期掘削)を行うものです。
「この投資計画は、探査戦略の重要な要素として、陸上および海洋での地震探査の拡大と同時に進行しています。私たちは西部砂漠南部、特にウェストアシュートとダハラ地域で地震探査プロジェクトを開始しました。これは10万平方キロメートル以上をカバーし、エジプトの総面積の約10パーセントに相当します」と、バダウィ大臣は今週開催された地元のエネルギーフォーラムで語りました。
この戦略的プロジェクトは12ヶ月の期間で実施され、データの品質を向上させ、新地域での投資リスクを軽減することを目的としていると、内閣がFacebookページに公開した演説で述べました。
「海洋では、先進的なOBN技術を使用して、東地中海で約9万5千平方キロメートルをカバーする地震探査プロジェクトを実施しています。」
バダウィ大臣は、このプロジェクトはその地域のガス埋蔵量を評価し、増産を支援することを目的としており、地震探査の合意は既に締結されていると述べました。これは3段階で実施され、最初の段階は2026年に開始され、約1万8千平方キロメートルの地域をカバーします。
先月の報告書で、石油・鉱物資源省は、2025/6/30に終了する2024-2025年度中に75件の新たな石油・ガス発見を行い、383本の新井戸が生産を開始したと発表しました。
「これらの発見と開発プロジェクトにより、エジプトの生産量に約11億立方メートルのガスと日量20万バレルの原油が追加されました」と同省は述べています。
「また、精製生産の増加により、石油製品の輸入費用を約67億ドル削減することができました。」


